安江静二心の記念館について


 安江静二心の記念館は、2014年(平成26年)4月のはじめにオープンしました。

安江先生が亡くなってから15年、中津川市本町のアトリエの遺品を預かってから8年か過ぎました。膨大な量の作品群、真っ茶に変色した哲学書の山、たくさんの絵の具、筆、壺、埴輪、牛骨等の素材。それはそれはすごい量で、保管場所として確保した借家二部屋のほかに、家の6畳の部屋にいっぱいの遺品と作品群でした。

 

 遺品をアトリエから運び出した当所、何も考えず保管していましたが、次第に保管することに不安が生まれてきました。その不安は、年月とともに重くのしかかり、遺品の持ち主や弟子の方には「数年後には記念館を立ち上げたい」などと見栄を張っていましたので、余計に不安と焦りがつもりました。2年後、いろんなデマが飛んだりしましたが、その都度先生のお墓の前で、「なぜ、こんなに悩まなければならないの?」などとぼやいたりしました。

 

 遺品と沢山の作品群を預かることの重荷は、当所考えたような甘い物ではありませんでした。

 

 遺品を運んでから7年後の平成25年末、記念館を立ち上げようと準備にかかりました。記念館は、先生のお墓の見える景色の良い高台の小さな家ですが、家の持つ雰囲気が、かつて、本町にあったアトリエにとてもよく似ていて、最初からここしかない!と決めていました。玄関には左右に100号の大作の「大地」と、「二人」、廊下には「捨てられた物」シリーズの大作2点、入って右の8帖には「根っこ」や初期の傑作が並んでいます。そして奥の6帖の部屋には、先生のアトリエをそっくり再現しました。平成26年4月、先生のお墓を見下ろす高台に「安江静二心の記念館」が開館しました。当日、安江先生ゆかりの方々に来て頂きご祈祷と、ささやかな開館祝いを致しました。

 

 ところ狭しと並んだ素材の数々。埴輪、つぼ、ドライフラワー、牛骨、そして作品。なにより目を引くのが、真っ茶に変色した哲学書の山。ここに座って、ゆっくり先生の思い出や、思いに触れて頂けるように、イスと座布団がおいてあります。来て頂いた多くの方が、ここで先生の思い出を語られます。

 

 この記念館は思いのこもった作品の他に、先生が残された言葉を展示しています。画集の編集時に見つけた言葉や、その後、ノートの裏や、スケッチブックの中などから偶然見つけた言葉などがあります。それらの原本をファイルにして、見て頂けるようにしてあります。

 

 こんな感じで、月に4日間だけですが開館していました。毎月、第一と第三の土・日曜日、朝10時から夕方4時まで。入場は無料です。お弁当を持ってきて食べる方も見えます。安江先生の思いにゆっくり触れてください。先生のお墓へは、記念館から徒歩3分くらいです。

 

2017年1月より、開館を毎月第三日曜日のみに致しました。その代わり、連絡頂けたらいつでも開けることに致しましたのでお気軽に連絡をお待ちしています。  (連絡は 携帯090-3444-6676まで。メールを可です)

 

 

 

この記念館開館にあたり御礼申し上げます。

 この記念館開設にあたり、家を快く貸して下さった地元の此原さん、

 

精神的な支援と、様々なご協力を頂いた弟子の吉村房雄さんご夫妻、

 

作品と遺品を受け継いだ・安江洋芳さんには大いなる協力と多大なご支援、そして、開館の祈祷をして頂いた梅村薫先生には、熱いご厚志を頂きました。

 

画集の編集に携わった武内祥子さんには、表に出ない協力とご支援、

友人の深谷圭介さんには、ところどころで力強い励ましの言葉を、

 

安江先生の弟子の広瀬日𠮷子さん、同じく弟子の上田さよさん、野呂陽子さんには心からのエールとご厚志を頂きました。

 

そして、岩村で織物の先生をしている川淵和彦、蕙子さんご夫妻には、わざわざ電車で、安江先生が若い頃に描いた恵那山を持ってきて頂き「ここで展示してください」と置いてゆかれました。心からお礼を申しあげます。

 

原昭一さんは、松原鐵行先生が描いた安江静二像をお持ち下さいました。アトリエのコーナーに展示しています。ありがとうございました。(返済しました)

 

蛭川の安江みゆきさん、記念館の雨樋修理を、善意で奉仕頂きありがとうございました。

 

ヒガシギャラリーから昔作った色紙100枚を頂きました。ご厚意に感謝致します。

 

また、記念館のある中津川市東十八区・地元の方々の気持ちのこもったご祝儀、お祝いの言葉など、どうもありがとうございました。

 

ご支援頂きました多くの皆様に心から御礼を申し上げます。

おかげさまで安江先生の記念館が出来ました。これも全て皆々様のおかげです。

 

               安江先生はいつも言っていました。

              「皆様のおかげです。ありがとうございます。」